ハッピーハードコア・ハピコアの名曲を紹介する
ハッピーハードコア(HAPPYHARDCORE)という音楽のジャンルがある。ぼくがDJをはじめるきっかけになった音楽のジャンル。
BPMが非常に早く、ピアノの音や女性ヴォーカルなど、幸福感があるのが特徴です。
敢えて多幸感という言葉を使わなかったんだけど、これは昨今のアイドル現場でも使われていて、共通するところは多い。
ハピコアの方がもうちょっとクラブミュージック的要素に頼っているところはありますけど。
日本では音ゲーや同人音楽として、「ナードコア」「J-CORE」という形でまさしくガラパゴス的に消費・発展したのも大きなポイント。
前ほど聴かなくなったけど、時々無性に聴きたくなるので、いくつか紹介します。
『djTAKA remixed by Ryu☆ / Abyss (The Heavens Remix)』
敢えて、この曲から始める。音ゲーのBeatmaniaIIDX 9th style収録。ぼくが好きかどうかと言われると別に好きじゃない…けど、キャッチーなこの楽曲は、日本のハッピーハードコアの認識を変えたと思う。
音ゲーの曲って、叩いて楽しいようにできていることもあってか、すごくキャッチー。ハピコアなんて知らなくてもおかしくないジャンルだと、ゲーム音楽がその人にとっての初めて触れたものになったり。当時は「ゲーム音楽でハピコア語るな」という人も多かった。ぼくもどちらかというとそう。
知り合いに某音楽ゲームの元スタッフがいるけど、「ハピコアってゲーム音楽から作られたジャンルだと思っていた」と言われたのは結構衝撃だった。
他のやつに触れていこう。
『Misono / Konomama (Uraken Remix!)』
日本語繋がりで。Masterwaxというレーベルから出ていた。Misonoは倖田來未の妹の、あの人。Urakenさんの泣きのメロディ。素晴らしい。
『Scott Brown / Rock You Softly』
…Scott Brownというと、『Elysium』という名曲があるけど、他にもこんなハピコアを作っていたり、超激しいGabberを作っていたり、バリエーションが豊富。04年の来日時はElysium Plusからこの曲につないでいて。
『Buzzmasta / Sweetest』
…ハウスミュージックの5月のアンセム、Sweetest Day of Mayネタ。Raven Beats Japan、というこれもまた日本のレーベルからのリリース。たぶん33回転のものを45回転にして、キックを乗せた…という作り方かなと思っている。。Buzzmasta氏のご冥福を。
『hey jude』
Ravers Choiceというレーベルから、まぁ曲名通りの内容でございます。ハピコアの魅力の1つはなんでも節操無くサンプリングしちゃうところ。クラブミュージックなんてそんなもんでしょ、と思ったあなた。さすがにHEY JUDEはやらんよ。
『Blümchen / Herz an Herz』
だいぶ時間さかのぼっちゃう感あるけど、チープ感が最高。
『Stealth / See Me Climb (Brisks Electro Flava Mix)』
ブレイクでの展開が大好き。
他一杯あるけど
いろいろ見てみると、Youtubeには当然のように無くてもiTunesでリリースされていたり、アップデートヴァージョンがリリースされていたり。定期的に見ないとなぁと思った。
余談だけど
実はこんな素晴らしい楽曲がIIDXにはあったり。